おかげさまで、大好評!臨時増刊 ひとり旅 2011年版
おかげさまで、大好評!
旅行読売臨時増刊「のんびり 気ままひとり旅 2011年版」
定価880円
「ひとり旅」のブームを作り、そしてこのブームを牽引していくであろう
旅行読売臨時増刊「ひとり旅」。
今回は「ひとり旅」の制作スタッフから読者の皆様へのメッセージといたしまして、
「ひとり旅」への熱い思いを語ってもらいました。
ご清覧の程、宜しくお願いします。
「ぶらり、ひとり旅の気ままさ」
ここ10年くらいだろうか。
「ひとり旅」で宿泊する町なかや温泉街で、
土地のものが味わえる「うまそうな」店を探し、酒を飲むことが
楽しみの一つになった。
「ひとり旅」ゆえ、初めての店に入るのには少々勇気がいる。
以前、水戸を訪れたときには、あっちの店がよさそう、
こっちの店がよさそうと師走の寒空の下、1時間以上市内をうろうろとし、
歩き疲れた覚えがある。
また気が弱いため、店に入ると様子をみながら入り口に
近いカウンターにちょこんと座る。よくよく観察してみると、カウンターの
奥に座っているお客さんはえてして常連さんであることが多い。
うまい料理も重要だが、「ひとり旅」の場合は店の雰囲気も
重要である。私は、あれば小料理屋のようなところに入ったりする
のだが、カウンター越しに主人や女将と旅の話に花を咲かせながら
飲む酒がおつである。
ときには、地元ならではの穴場情報を仕入れ、
「ひとり旅」の気ままさよ、翌日にわかに予定を
変更し訪れてみるのもいい。
同じ空間で酒を飲む者同士、他の客との会話も楽しいものだ。
大阪のジャンジャン横丁は、どて焼きや串かつを肴に昼間から
酒を飲むのが不自然でないところが「風流」だ。
阪田三吉のお膝元だけに将棋の話に花を咲かせている人
たちがいたが、こちらは「へぼ将棋」しか指せぬ身、
この時は話に割り込むのを自重してしまった。
旅先で首尾よく「うまい」店に当たればいいが、
嗅覚が鈍いからか外すこともある。
その時は、早々に切り上げ、もう一軒探す。
これも「ひとり旅」の気ままさだ。
タクシーの運転手に案内してもらうというのも一手だが、
「うまい店」かどうかは別にして、運転手のひいきにしている店に
連れて行かれる可能性はある。
山口県の萩で連れて行ってもらった店はよかった。
地元の海の幸がそろいうまい(値段が少々高めだったが)。
気さくな人柄の女将もよかった。
私の故郷は埼玉県の片田舎だが、その店の息子がその私の
故郷に住んでいるという。
しかも話をよく聞くと、どうも私の実家と同じ地区に住んでいるようだ。
まさか、山口県に来て、埼玉の故郷で話題が盛り上がるとは
思わなかった。
ひとりで宿に帰らなければならないため気が張っているの
だろうか、
今のところ、酩酊して気が付いたら宿のベッドで寝ていたという
経験はない。
しかし翌日、二日酔いがひどく旅程を変更したことはある。
これも「ひとり旅」ならではの「気ままさ」といえるのだろうか。
<終>