2010-12-08 ローカルフード 八戸編(F)
その土地でしか売っていない「食」に心くすぐられる。
という人はけっこういるんじゃなかろうか。
今回、取材で訪れた八戸市(青森)で
いろいろな「ローカルフード」にであった。
勝手に定義すると、その土地の人は多くの人が知っていて、
でもほかの土地の人はぜんぜん知らない素朴な食べ物(飲み物)。
「ご当地グルメ」の一種なんだろうけど、
ひかえめで外に出ていく商売っ気はなく、
それでも根強い支持者を得て存在し続けている。
一品目は地元のむつ食品のフライシリーズ。1品150円前後。
地元の人によると、「高校の売店には必ずある」とのこと。
たしかに若者向けのボリュームと脂っこさ。
具がたっぷりで食べ応えがあり、温めるとおいしい。
男子にはチキンカツフライ、
女子にはグラタンフライが人気とのこと。
お次は三島のバナナサイダーと三島シトロン。百数十円。
地元の湧水を使い、「地サイダー」にジャンル分けされる。
バナナサイダーは果汁0%で香料のみ。
バナナが貴重品だった昭和30年代からあるらしい。
いずれも炭酸きつめで若人向け。
上は、沖野商店のおじいちゃんとおばあちゃんが作る煮たまご。
1個40円と安い!
黒くなるまで煮ているがしょっぱさはなく、
甘めのしょうゆ味が白味にしみている。
味付けは企業秘密とのこと。
食べている途中にもおばちゃんが買いにきて、30個の大人買い。
続けざまにもう一人おばちゃんが来て40個注文。すごいね。

さいごは三戸商店のツボヤキイモ。1個350円。
石焼きじゃなくツボ焼きなのがポイント。
50年前だか60年前だかに行商人が売りにきたツボを買い、
焼き芋を始めたそうな。じっくり焼けて、色が濃く甘い。
10個あったツボは割れたりして2個まで減ったらしい。
客が来るのを待つ間、推理小説を読むのが趣味
と照れながらいう店主の三戸タマさんがかわいらしい。
問題は個人商店の場合、店主が辞めてしまうと
その味が途切れてしまうこと。続いてほしいなあ。
以上の数品をたてつづけに飲み食いしたために、
取材目的である「せんべい汁」が入らないほどお腹いっぱいに。
もちろん食べたけど。太るのは当然ですね。
ちなみに、次回の旅行読売で紹介する
「南部せんべいのてんぷら」も途中で食べた。
小麦粉で作る南部せんべいに、
水溶き小麦粉をつけて揚げるという不思議な食べ物。
またおもしろいローカルフードがあったら報告する予定。


1982年新潟県生まれ。


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